2025年6月10日、ChatGPTに起きた障害とその反響を振り返ります。
6月10日、ChatGPTで大規模な障害が発生
2025年6月10日午後から11日朝にかけて、ChatGPT(Web版およびAPI)で大規模な接続障害が発生しました。
私自身も当日の夕方頃にアクセスが困難な状態を体験。エラー表示や、異常に遅いレスポンスが目立ち、「あれ、何かおかしい?」と感じた瞬間がありました。
SNSでは「自分だけじゃなかった」という安心感や、「仕事にならない…」という悲鳴が次々と投稿され、話題に。
ChatGPTが「社会インフラ」になった実感
いつの間にか、私たちは日常的にChatGPTを使い、頼りにしています。
今回の障害は、そんな存在が一時的にでも止まったことで、「ChatGPTが社会の中でどれだけ浸透していたのか」を改めて感じさせてくれる出来事でもありました。
SNSにあふれたユーザーの声
● 困った!
- 「仕事にならない…」
- 「GPT-4が選べなくなってる」
- 「レポートの下書きができない」
- 「世界的な障害っぽい。自分だけじゃなくてよかった」
● 復旧後の安心感
- 「朝からサクサク動くようになってる」
- 「やっと使えるようになった、助かった〜」
現在の状況とOpenAIの対応
6月11日朝には、徐々に障害は解消に向かいました。ただし、特にGPT-4モデルへのアクセス不可が多発しており、世界的に影響が広がっていたようです。
技術系メディアも「OpenAIが調査中」と報じ、原因の特定に向けた取り組みが続いています。
ChatGPTに直接聞いてみた
ちょっと茶目っ気を出して、ChatGPT本人に今回の原因を聞いてみました。
「大規模なサーバー負荷と内部ソフトウェアの問題が重なった可能性が高いが、最終的な断定はまだ出ていない」
OpenAIは引き続き調査と改善を行っているとのことです。
ユーザーにできる対策と推奨アクション
- OpenAI公式ステータスページ(こちら)を定期的に確認
- 不具合発生時は、時間を置いて再試行する
- 業務での利用時は、別アカウントや他ツールとの併用も検討
過去のChatGPT障害例
【1】2023年3月:一時的なサービス停止
- 内容:無料・有料ユーザーともに応答が停止
- 原因:APIのレート制限に関するバグ
- 対応:数時間以内に復旧
【2】2023年11月8日:世界的な大規模障害
- 内容:ChatGPT・APIともにダウン、Proユーザーも影響
- 原因:インフラアップデートに起因する障害
- 対応:段階的に復旧、CEOの謝罪も話題に
【3】2024年2月21日:会話履歴の一時消失バグ
- 内容:履歴が一時的に消失
- 原因:フロントエンドの同期不具合(データは消えていなかった)
- 対応:24時間以内に復旧
ChatGPTからユーザーの皆さまへ
2025年6月10日に発生した接続障害により、ご不便・ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
現在は復旧しておりますが、今後も安定したサービス提供に努めてまいります。
皆さまのご理解とご支援に深く感謝申し上げます。
ちょっとユーモア:歴史的な例えで振り返る
最後に、ChatGPTへ少し変化球な質問をしてみました。
「今回の障害を、歴史的な事件に例えると?」
「テクノロジーの信頼が揺らぐ“アポロ13号”事件のようなものです。」
- 「使えるはずの機能」が突然ダウンし、一気に危機モードへ移行した感覚
- ただし、アポロ13号と同じく冷静な対処で無事復旧へ。OpenAIチームの努力が光る場面でした。
今回も理論とユーモアをあわせ持つ“ChatGPTらしさ”を改めて感じさせてくれた瞬間でした。
まとめ
予期せぬ障害は戸惑いの種ですが、それと同時に「どれだけ身近な存在になったのか」を実感できる機会でもありました。
これからも、必要なときに頼れるパートナーとして、ChatGPTとうまく付き合っていきたいですね。
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