キタサンブラックの血統革命
セレクトセール2025は「キタサン祭り」の舞台。1日目の1歳馬セッションでキタサンブラック産駒が落札額トップ3を独占、2日目では「シンプリーグロリアスの2025」が5億円で落札されました。
なぜキタサンブラック産駒は市場を席巻するのか?その血統の深掘りと最新市場データをもとに分析していきます!
血統分析:シンプリーグロリアスの2025
「シンプリーグロリアスの2025」(牡)は、
- 父:キタサンブラック
- 母:シンプリーグロリアス(父:ウォーフロント)
- 祖母:ミスティフォーミー(欧州G1・4勝)
キタサンブラックのスタミナ(父:ブラックタイド、母父:サクラバクシンオー)と、ウォーフロントの米系スピード(BCマイル制覇馬輩出)が融合。
ミスティフォーミー系は兄姉が英愛G1を10勝(例:ユーエスネイヴィフラッグ、BCジュヴェナイルターフ)し、短距離から中距離で活躍。イクイノックス(キタサンブラック×キングヘイロー)同様、米系母系のスピードがクラシック適性を高めています。
芝2000~2400mでの爆発力と、早熟性による2歳重賞での活躍が期待される血統です。
市場データと過去高額落札馬
2025年の1歳馬セッションでは、
- 平均落札額:約3500万円
- 中央値:約2000万円(netkeiba推定)
対して、キタサンブラック産駒は:
- 平均:約1億5000万円超
- 最高額:4億2000万円(モシーンの2024)
過去の主な高額落札馬:
- ディナシー(2023年、6億円、父ディープインパクト):未デビュー、調教進行中。
- サドラーズウェルズの2021(5億8000万円、父ディープインパクト):芝1800mで重賞2勝。
- オルフェーヴルの2023(5億5000万円):未勝利も障害で期待。
- モシーンの2024(4億2000万円、父キタサンブラック):デビュー待ち。
- ノームコアの2024(4億1000万円、父キタサンブラック):デビュー待ち。
高額馬の成功率は約30%ですが、キタサンブラック産駒はイクイノックス(G1・6勝)やクロワデュノール(ダービー制覇)など、安定感は抜群です。
他の注目産駒
- イクイノックス産駒(初登場):
- ゴーイングトゥベガスの2025:4億5000万円
- ローバルビューティの2025:3億1000万円
- コントレイル産駒:2億2000万円~2億6000万円
- スワーヴリチャード産駒:2億9000万円
イクイノックスはキタサンブラックの後継として、芝中長距離での活躍が大いに期待されています。
結論:血統とデータの頂点
キタサンブラック産駒は血統と実績で市場をリード。5億円馬が向かう先はダービーか、それとも凱旋門賞か――。
次回は、キタサンブラックの物語と応援の楽しみ方を紹介予定。あなたの推し産駒は?ぜひコメントで教えてください!
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