公開日:2025年6月12日
発売直後から話題に――「任天堂は分かってない」?
任天堂が6月5日に発売した最新作『マリオカート ワールド』。大人気シリーズの完全新作として注目を集める一方で、SNSではさっそくプレイヤーからの要望が飛び交っています。
もっとも、これは発売間もないタイミングならではの反応とも言えます。今後のアップデートによって改善・追加が期待される中、現時点では「概ね好評」といって良いのではないでしょうか。
Switch 2本体の抽選販売によって、まだ入手できていないユーザーからすれば、ある意味“ぜいたくな悩み”でもありますね。
いずれ多くの人がマリカワールドを楽しめる日が来ることを願いつつ、現時点でのユーザーの声をまとめてみました。
発売前の期待値
『マリオカート8(Wii U)』以来、実に約10年ぶりとなる完全新作。ファンの期待も高まっていました。
- オープンワールドでの自由な走行
- シリーズ最多、40キャラ以上の参戦
- 最大24人同時プレイの対戦モード
- ノックアウト形式の「Knockout Tour」など新モード
発売後の反応
好評なポイント
オープンワールドや新モード、キャラクターの多さといった注目要素は、おおむね好評の声が目立ちます(※キャラは今後解放予定)。
一方で、「Free Roam(自由走行)」モードにおける画面分割プレイが非対応な点は、オフラインプレイヤーから惜しまれています。
改善・追加の要望まとめ
- AI難易度調整:ゴムバンド調整など難易度を選びたい
- 200ccモード:過去作で人気だった高速レースの復活希望
- コースの多様性:直線的なコースが多いため、もっと変化が欲しい
- オンラインでも巻き戻し機能:現在はオフライン限定で使用可能
- アンロック条件の明示:UI上で解除条件や達成状況を確認したい
- アップデート計画の開示:ロードマップを公式から発表してほしい
いずれも、今後のアップデートで対応が期待できる内容ばかりです。
少数ながら物議を醸した要望も
たとえば「フレンドとグループを組んだ際、CPU戦しかできない」という仕様に対して、「グループでもレート戦を可能にしてほしい」という意見がありました。
「任天堂は分かってない」と辛辣な表現。
これに対し、「マッチングの不公平感」「荒らし行為の温床になる」といった反対意見も見られ、SNSではやや荒れ模様に。
表現こそ過激でしたが、要望の根底には豊富なゲーム経験に基づく問題意識が感じられました。
筆者の視点から
現状、仕様全体としては初心者寄りに設計されており、メーカーもその点は認識済だと思われます。
ただし、操作感については「ふわふわしている」と感じる声も多く、こればかりは慣れが必要かもしれません。
また、マルチプレイ面で問題になりやすいのがレート戦やランクマッチにおける不正行為。
「レベルを可視化する仕組み」がプレイを面白くする一方で、プレイヤーを煽る原因にもなり得ます。
個人的には、過度な競争心を煽るシステムは不要にも思えますが、同時にそれが没入感の源でもあると理解しています。
競技のように戦略性を持たせるなら、たとえば「チーム制」や「ギルド対抗戦」のような仕組みが面白いかもしれません。
まとめ
『マリオカート ワールド』はまだ始まったばかりのタイトルです。
だからこそ、今出ているユーザーの声をどう拾い上げ、どうゲームに反映していくかが今後の鍵になるでしょう。
初期段階だからこそ大切にしたい“プレイヤーの声”。本記事がその一助となれば幸いです。
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